沖縄県那覇市のパーソナルジム イチ代表のIchi(イチ)です。
今回は、私がパーソナルトレーナーとして活動する中で常に大切にしている「プロのトレーナーとしての本質的な役割」と、「クライアントがダイエットの挫折や妥協に直面した時のメンタル指導・寄り添い方」についてお話しします。
パーソナルトレーナーの本来の役目とは?
資格の教科書(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会 NESTA-PFTなど)に書かれている定義では、以下のようなものが挙げられます。
- クライアントが目的・目標を達成するための一助となること
- 本人がまだ自覚していない潜在的なニーズや目標を引き出すこと
- 解剖学に基づいた安全で効果的なフォーム・負荷設定(重量・回数・セット数)の指導
- 目的に応じたPFCバランス(タンパク質・脂質・炭水化物)やカロリーの食事設計
- 生活習慣(睡眠サイクル、飲酒・喫煙習慣、日常の活動量)の改善提案
専門的な知識を学び、自身でもトレーニング経験を積んでいるトレーナーであれば、上記のような基本的な指導は誰でも行えます。
では、「本当に結果を出せる優秀なトレーナー」と「そうでないトレーナー」の差はどこで生まれるのでしょうか?
私が考える最大の差別化ポイントは、【クライアントが目的から逸脱しそうになった時(または逸脱してしまった時)に、どう向き合い、どう軌道修正へ導けるか】に尽きます。
ストレスによる「甘いもの・お酒」の衝動にどう向き合うか?
減量や体質改善の過程で、非常に多くいただくご相談があります。
「仕事や家庭のストレスで、どうしても甘いものが食べたいです……少しだけお酒を飲んでもいいですか?」
大前提として、当ジム(パーソナルジム イチ)では「お酒やスイーツの完全禁止」を無理に強いることはありません。仕事の付き合いや冠婚葬祭など、コントロールが難しい場面も当然あります。
平時の食事をしっかり管理していれば、週末の外食やお酒を楽しみながらでも十分にダイエットは成功できます。
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しかし、ボディメイクを失敗させてしまう危険なパターンは以下の2つです。
- 衝動的な逸脱:ストレスを言い訳にして、予定外の日に突発的な過食・飲酒をしてしまうこと
- 欲望の暴走:予定していた食事の日であっても、感情に任せて大幅に許容カロリーを超えてしまうこと
ただ禁止するのではなく「自問自答」を促す指導
突発的な暴飲暴食の衝動に駆られた際、私は安易に「我慢してください」と否定するのではなく、まず次のように問いかけます。
「そのお酒や甘いものを摂ることで、抱えている問題やストレスは根本的に解決しますか?」
「これを食べることで一時的な快楽は得られても、問題は何も解決しないどころか、翌朝に強い罪悪感と自己嫌悪が残り、かえってストレスが増大する」というケースがほとんどです。
頭ごなしに否定するのではなく、クライアント自身に一度立ち止まって自問自答してもらうことで、多くの方が冷静さを取り戻し、自らの意志で踏みとどまってくれます。
【実際のLINE指導例:衝動を踏みとどまったやり取り】



【万が一、食べすぎてしまった時のリカバリー指導例】



失敗や遠回りを知っているからこそ、心に寄り添える
パーソナルトレーニングを受けに来られる方は、皆さん強い目標を持ってスタートされます。しかし、人間である以上、途中で心が揺らいだり、過去の生活習慣に戻りそうになる瞬間は必ずあります。
その時に重要なのは、「自分を律し、モチベーションを再燃させるための思考の引き出し」をどれだけ持てるかです。
最初から完璧にできる人はいません。私自身もこれまでに数え切れないほどの失敗と遠回りを経験してきたからこそ、机上の空論ではない、現実の生活に根ざしたメンタルケアと伴走ができると確信しています。
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