沖縄県那覇市のパーソナルトレーニングジム イチ代表のIchi(イチ)です。
「ダイエット=とにかく油を抜くこと(脂質カット)」
そう信じて、パサパサの鶏胸肉とノンオイルドレッシングばかりを選んでいませんか?
実は、かつての私自身もそうでした。ボディメイクコンテストに向けた減量では、徹底的に脂質を抑え込む極端なローファット(低脂質)を自らに課してきました。しかし現在、トップコーチからの指導を受け、新たな栄養アプローチとして「良質な脂質をあえて積極的に摂取する戦略」を取り入れたことで、私の身体には驚くべき変化が起きています。
【脂質を戦略的に摂取して現れたリアルな身体の体感】
- ① 基礎体温の上昇と代謝の燃焼感: 手足の冷えが消え、平熱が上がって常に身体がポカポカ燃えている感覚
- ② 筋出力と筋量の向上: 減量期特有の萎みがなく、トレーニング中の筋力・パンプ感が段違いに持続
- ③ 肌質・皮膚の潤い改善: 極限まで絞り込んでも肌や髪のパサつきがなく、ハリと艶が維持される
今回は、なぜ単なる油抜きが危険なのか、なぜサラダ油は否定され良質な油が推奨されるのかを生化学的に解説するとともに、「なぜ私がパーソナルトレーナーはコンテスト出場が必須であると確信しているのか」という指導の原点をお話しします。
「知識で知っている」と「自らの身体で体感した」の決定的な違い
オメガ3、オレイン酸、MCTオイルが身体に良い油であることは、現代ならネットや教科書を開けば誰でも知識として知ることができます。私自身も、栄養学の知識としては以前から深く理解していました。
しかし、「教科書の知識として知っていること」と、「極限まで身体を追い込む自分自身に必要性を感じ、実際に摂取して劇的な変化を体感すること」とでは、学びの深さがまるで違います。
どれほど知識があっても、その真の必要性や生々しい効果を自分の身体で実感していなければ、人は本気で行動できませんし、お客様の心に響くアドバイスもできません。
「脂質を増やすと太るんじゃないか……」という恐怖心を乗り越え、自分の身体を実験台にして試し、体温が上がり、筋肉が張り、肌が変わるというリアルな確信を得たからこそ、私は迷うお客様の背中を力強く押すことができます。
机の上の座学だけで語るトレーナーと、自らの肉体で限界と進化を味わい続けているトレーナー。
お客様に伝えられる言葉の熱量と説得力には、埋められない大きな差が生まれます。これこそが、私が「パーソナルトレーナーたるもの、コンテストに出場し自らの身体を進化させ続けるべきだ」と強く主張する一番の理由です。
生化学で解明:なぜ極端な脂質カットは身体を壊すのか?
なぜ、油を完全に抜く過度な食事制限は失敗するのでしょうか?理由は人間の細胞とホルモンの仕組みにあります。
- 1. 男性ホルモン(テストステロン)の枯渇:
筋肉を増やし、やる気や活力を生み出す男性ホルモンや各種ホルモンの原材料は「コレステロール(脂質)」です。脂質をゼロに近づけるとホルモン分泌がストップし、筋肉が分解され、慢性的な疲労感や無気力に襲われます。 - 2. 60兆個の細胞膜が硬化する:
人間の身体を形作るすべての細胞の壁(細胞膜)は脂質でできています。良質な油が入ってこないと細胞膜の柔軟性が失われ、インスリン感受性が悪化(=糖が筋肉に入らず脂肪になりやすい体質)してしまいます。 - 3. 脂溶性ビタミン(A・D・E・K)の吸収不全:
美肌を作るビタミンAや骨・免疫を支えるビタミンDは、油と一緒に摂らなければ体内に吸収されません。油抜きダイエットで肌がボロボロになるのはこのためです。
なぜ「サラダ油」はNGで、「米油やオリーブオイル」はOKなのか?
コーチから提示された食事プランでも、「サラダ油等のトランス脂肪酸はカット、調味料はオリーブオイル、米油、MCTオイル、マカデミアナッツオイルを使用」と明確に指定されています。なぜ一般的なサラダ油はダメなのでしょうか?
① サラダ油が否定される理由:製造工程での酸化とオメガ6過剰
安価なサラダ油(大豆油・キャノーラ油など)の多くは、種子から効率よく油を抽出するために高温加熱と化学溶剤(ヘキサン)を用いた精製が行われています。この過酷な加熱プロセスの段階で、油の一部が酸化し、微量のトランス脂肪酸が発生するリスクがあります。
さらに、サラダ油の主成分である「リノール酸(オメガ6)」は、現代人の食事において極端に過剰摂取されています。オメガ6が過剰になると体内で慢性的な炎症を引き起こし、血管の老化、アレルギーの悪化、インスリン抵抗性(太りやすく痩せにくい体質)を招いてしまいます。
② オリーブオイル・米油が推奨される理由:抜群の抗酸化力と耐熱性
一方で、推奨される油には確固たる生化学的根拠があります。
- エクストラバージンオリーブオイル(オレイン酸):
分子構造的に酸化しにくいオメガ9(一価不飽和脂肪酸)が豊富。熱に強く、ポリフェノールによる強力な抗酸化作用で血管としなやかな細胞を守ります。 - 米油(こめ油):
加熱調理に非常に強く、天然の抗酸化成分である「ガンマ-オリザノール」や「トコトリエノール(スーパービタミンE)」を豊富に含有。自律神経の調整や脂質代謝の改善を力強く後押ししてくれます。
現役競技者が毎日摂っている「最強の良質脂質」スタック
現在、私自身が日々の食事(3,200kcal・P20% F20% C60%)の中で実際に取り入れている良質な脂質源をご紹介します。
MCTオイルやオリーブオイルは、主にサラダの自作ドレッシングとして使っています。ブロッコリーやアスパラに回しかけたり、炊き立ての白米に直接かけることもあります。ごはんに良質なオイルをかけると、何とも言えないコクと風味が出てクセになりますよ!1回の使用量は3〜5gを目安にしています。
パンプキンシードやアボカドは、毎日のサラダのレギュラー食材として常備しています。
【成功を分ける鉄則:レギュラー食材は絶対に切らさない】
お客様の食事報告でよく見かけるのが「食材を切らしてしまって適当に済ませてしまった……」というケースです。ここを徹底できるかどうかで、身体づくりの結果は180度変わります。
一度買い出しとストックを日常のルーティンにしてしまえば、全く難しいことではありません。この管理さえ徹底できれば、ボディメイクの成功はほぼ約束されたようなものです!
良質なオメガ3の供給源であるサーモンとサバは、私にとってまさに命綱!現在はコストコ一択です。一般的なスーパーの魚と比べても脂の乗りと鮮度が格段に良く、味にブレがありません。「美味しくなければ続かない!」これも私の実体験、そして多くのお客様を指導してきて再確認したことです。定期的にまとめ買いして小分け冷凍保存しています。(今回はたまたま売り切れでしたが、ホッケもレギュラー食材です)
ドレッシングも市販の添加物・粗悪油だらけのノンオイルではなく、良質なオイルをベースに自作します。
大葉を細かく刻んで和風に仕立てたり、柚子胡椒をピリッと効かせたりと、創意工夫して味のバリエーションを楽しみます。ドレッシングを美味しく楽しむ工夫こそが、野菜を毎日の生活にストレスなく定着させる秘訣です。
また、卵は「温泉卵」にして常備ストック。調理油を使わずに一度にまとめて作れるため、忙しい日々でも手軽に良質なタンパク質とコレステロールを補給できます。ストックを習慣化する上で「手軽であること」は最大の正義です!

温泉卵はサラダにも、メインの肉料理やご飯にも万能に使えます!


良質脂質で満たされた身体で、最高の出力を発揮する
良質な脂質によってホルモンが整い、エネルギーが満ち溢れているからこそ、トレーニングの挙上重量や出力が高まり、筋肉を落とさずに代謝を燃やし続けることができます。
高まった出力を余すことなく発揮し、人目を気にせず限界まで集中して追い込む環境として、提携施設である那覇市山下町の完全個室レンタルジム【フィットネスボックス ゼロ】のような完全貸切空間を活用することも、自律したボディメイク習慣を作る上で非常に有効です。


まとめ:机上の空論ではなく「本物の体験」をお届けします
「油を摂るのが怖い」「糖質も脂質も抜いて停滞してしまった」という方へお伝えしたいのは、身体を変える鍵は「我慢の量」ではなく「選択の質」にあるということです。
私自身が日々のコンテスト挑戦と実験の中で体験し、確信を持った本物の食事メソッドだからこそ、自信を持って皆様にお伝えできます。食べない我慢のダイエットを卒業し、しっかり食べて内側から燃え上がる身体を一緒に作っていきましょう!
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