どーも パーソナルトレーナーのイチです。
私は毎年、7月に開催されるコンテストに出場するのですが、その度に体脂肪率を5%前後まで持っていきます。
減量はだいたい3月か4月頃から始まるのですが、その過程では4つの指標を常に確認しながら、進捗を確認していきます。
その4つの指標とは・・
①体重
②体組成
③見た目
④トレーニング時の重量・回数
です。
長くなるので1つずつ4回に分けて説明していきたいと思います。
今回は体重編です。
体重は毎日測ります。
目標の日から逆算していってだいたいの仕上がり体重を予測し、そこに向けて減量していきます(ピッタリその通りになるのは少ないですが、重要なのはそこではありません)
この体重、よくユーチューバーや著名なトレーナなどが「体重は気にするな、見た目が一番大事!」
とよく言っているのを耳にします。
まぁ、ド正論ではあります。
そしてそれを真に受けて、カウンセリングに来られるお客様の中には「体重は気にしないので身体を変えたい」という方が非常に多い。
ハッキリ言います。
大間違いです
この【体重を気にしないでいい】というのは要するに直近の体重の増減を異常に気にしてしまったり、体重だけを目安にダイエットを進めたりしてしまう危険性からそのような事をうたっているわけです。しかし、大半の方は「体重気にしなくていいんだ!」と耳心地の良い言葉に惑わされてしまっているわけです。しかし、考えてみてください、あなたが太ってしまった時、体重を毎日モニタリングしていましたか?
間違いなくしていないでしょう。
見た目が変わるほど体重が増えてしまった時、それは例外なく、現実から逃げ、体重から目を背けてしまった時です。
誰だってどんどん増えているであろう体重など見たくもありません。
明らかにムダな脂肪が乗っているのに体重を気にしないでダイエットするってどうなんでしょう?
例えると、預金通帳を見ずに家計簿をつけもせず(ムダな支出等を見直さず)、少しずつ積み立てていったらもの凄いお金が溜まっていた
というような事を夢見ているわけですよね。
明らかにムダな脂肪があるのに体重を減らさずして理想のカラダになるなど不可能です。人によっては筋肉をつけてその分重くなってプラマイゼロになる人もいるでしょう。しかし、そういう方はそもそも脂肪がそんなに多くない場合と年月をそれなりにかけた場合に限ります。
筋肉を1~2kgつけるだけでも1年若しくはそれ以上かかるんです。脂肪を10kg落としたとして(体重は水分なども含まれますから体重にすると10kg以上になります)体重を変えずして体型を変えるというのがいかに無理筋というのがわかりますよね。
【体重を気にしなくていい】
それは非常に耳心地の良い言葉です。フィットネス業界ではそういう甘言がよく出回ります。
【これだけやっていればお腹の脂肪が無くなる】【これだけ飲んでいれば何キロ痩せれる】等々
誰だって楽したい、耳心地の良い言葉に惹かれる、そしてそれが視聴率や購買に繋がる。
確実に成功したいのなら、そういう甘言に惑わされない事です。
体重を気にしすぎるとストレスが溜まる? 体重に振り回される?
それは結局フィットネスリテラシーが低いがゆえに招いてしまう事です。真理を理解していれば、そこに必要以上に固執する事はない。というか、そうならなければいけない。そこから目を背ける事が解決方法では決してない。それをトレーナーは指導しなければならないと私は考えます。
ボディメイクにおいて体重が全てでない。しかし、体重は一つのデータとして淡々と見ていくべきなのです。
そこから見えてくる修正点や課題は必ずあります。
見ない理由などないのです。
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