その答えは “正しい知識を学ぶこと”
コレ一択です。
この正しい知識がなければ、決してラクではない、ボディメイクやダイエットのストレス下においてモチベーションを保つことは難しいですし、苦しい上に経過が芳しくない、先が見えない、労力もかかるし、お金もかかる事を愚直にやり続けられる事は大半の人には無理だからです。
弊社の理念として【沖縄県内のフィットネスリテラシーの向上の一助になること】があります。これは8年前の創業以来、ずっと宣言し続けている理念です。フィットネスリテラシー向上!騙されない知識
あれから月日は流れ、現在ではフィットネス人口は増加し、ボディメイク関連の発信者も溢れるほどですので、情報を得る事は以前よりもはるかに容易になりました。しかし、私の肌感覚ではまだまだ ”フィットネスリテラシー”という部分においては向上を感じられないのです。
下記に【ボディメイク迷子】の方々に共通する誤った例を挙げましょう。この記事を読んでくれた方はすぐにでもこの考えを改めてください。これだけでも成功率は飛躍的に向上します。
①皆(トレーナーや筋トレユーチューバーなど)言っている事がそれぞれ違うから何が正しいかわからない。
②そこまで筋肉をつけたくない、マッチョにはなりたくない。
③体重はただの数字、気にすることはない。
もっとありますが、今回はこの3点に絞ってお話させて頂きます。
①皆(トレーナーや筋トレユーチューバーなど)言っている事がそれぞれ違うから何が正しいかわからない。
結論としては、“違っていて当たり前”という事を前置きさせてお伝えしていきます。
物事において正解は一つではありません。基本という大枠はあれど、人は皆、一人一人違う。人間というカテゴリにおいては一緒だが、一人一人個性があり、嗜好や考え方は異なるという事ですね。色々なやり方、考え方があって当然ですし、その方がどのレベルの方に向けて発信しているかでも変わってきます。
ですので、受け取る側のリテラシーが重要になってきます。前提として何が現在の自分に合っているのかを見極める力です。そこを理解していないと、この疑問は永遠に解消されず、この言葉を言い続ける事になる。
仮にあなたが、これまでパーソナルトレーニングを受けた経験があり、食事指導を一定期間受けていたとします。そこで受けた指導と次に別のジムで受けた指導が異なり、「何が正しいかわからない」となる。その原因は本質を理解しようとせず、ただ言われたことをこなすだけの主体性の無さ、またはお金を払った以上やらなくてはならないからやるという強制力のみに100%依存した取組みにあります。
確かにパーソナルトレーニングというのは完全予約制で前払いが主ですから、その時点でかなり強い強制力が働きます。それがパーソナルトレーニングの良さでもあり、成功率を上げる事に繋がるのですが、それだけを頼りにやっていれば、それが無くなった時に確実にリバウンドを起こします。その強制力はあくまでも習慣を作るための第一歩とするべきなのです。
食事に関してもなぜ、これがいけなくてこれがいいのか。食物というのはどんなものであっても目的によって良い部分と悪い部分が必ずあります。
例えば、添加物などを物凄く厳格に考えるトレーナーだったら味付けにもかなり制限が出ますし、減量食の幅もだいぶ狭まります。
自分にとって今、再優先にしたいのは何なのか。無添加の食生活なのか、出来るだけ、ストレスを軽減したダイエットの成功なのか。そういう事を考える事が必要です。
②そこまで筋肉をつけたくない、マッチョにはなりたくない。
これはもう何十年前から言われている言葉ですよね。しかしまだまだ、私はカウンセリングでこの言葉を聞く事が少なくない。
この記事を読んでくれた方に私は声を大にして言いたい。
「今、この瞬間からその考えを改め、二度とその言葉を口にしないこと」
わかりやすい例を挙げましょう。
アナタの会社に新入社員が入社してきます。その方が「私、管理職にはなりたくないんです」「社長にはなりたくないんです」「給料は3ヶ月で倍額ほしいんです」って言われたらどうですか?
苦笑するしかないですよね。
やった事ないから、わからないからとかじゃないんですよ。
本気でやるなら、自分が取り組もうとしている事くらい、少しは理解する努力が必要ですし、想像力を働かせることが必要なんです。
ひとつ、言えるのは上記に挙げた例は100%不可能な事では無いですよね。出来る人には出来る。しかし、それを口にしている人には絶対に出来ないという事はわかりますね。
この考えによって起こるデメリットは、【現実と自身の考え方との乖離】です。
ここではダイエット目的の方で例を挙げましょう。
月に2~3kg減量できている。しかし、それでは満足できない。「月に7kg落ちないと3ヶ月で20kg達成できないじゃないか」
理想と現実によるギャップに耐え切れず、挫折。結果、何も残らない。確実に進めていたのに、もう少し時間をかけてじっくり取り組めば目標は達成できたのに、自身に対する甘い目算がこの最悪の結果を生むのです。
③体重はただの数字、気にすることはない。
私は事あるごとに、このブログで伝えてきました。
【体重はただの数字】
そうです。その通りです。しかし、ただの数字で終わらせるのではなく、なぜその数字なのかを理解しておくことも大事。
脂肪が多いからなのか、筋量があるからなのか、水分を貯留しやすいからなのか、骨格なのかな。
ダイエットが目的なら【体重は気にしてください】
ここでいう”気にする”というのは過剰に気にするという事ではなく、「一つの指標として目を逸らさず、冷静に見てください」という事なんです。
結局、あくまで指標の一つとしてクライアントに直視してもらうという事ができない方がそんな事を言っていると私は考えています。
確かに目先の体重の増減にとらわれたり、体重ばかり気にして自身のボディラインや筋量の増加などに目がいっていないクライアントに毎日向き合うのはトレーナーにとっては至難の業です(私はそんな事はないですが)
だから、「体重はただの数字だから気にしないでいいよ」というのは一番楽な方法なんですよ。
競技者のなかで、仕上がり体重を設定しない方を私は聞いたことがない。それが最終的に合致する、しないは別として、一つの指標として仮設定する事はほとんどの競技者が行う事ですし、当然体重も定期的に測ります。
アナタが今、自身の身体に満足していないのはいつからですか?ボディラインが崩れた時、体重を測ってましたか?目を背けだした時から崩壊は始まっていたのです。
最後にもう一度。
「体重は固執するものではない、しかし気にしないというのは明らかに誤り」
です。
まとめ
知っておけば必ず成功するというワケではありませんが、成功率は飛躍的に上がります。知らなければ知ろうとしなければ、成功はかなり遠のきますし、一度、成功したとしてもまた元通り、一からスタートという事になるでしょう。知る事、理解しようとする事、それだけで成功率が飛躍的に上がるのならそんな楽な事は無いと思うのですが、いかがでしょうか。