どーも パーソナルトレーナーのイチです。

さて、先日コンテスト前に著しく、コンディションを崩した事をお話しました。

今回からは数回に分けてその事細かな内容と対処法、なぜやってはいけないのかという事を深掘りしていきます。

まず、誤解の無いように、タイトルでは【コンテスト仕様ダイエットにおける】という文言を明記させてもらっています。

つまりコンテスト末期の方には当てはまるが、ダイエットの手段として否定するものではないという事を予めお伝えしておきます。

第一回は有酸素運動の弊害についてです。

有酸素のダイエット効果は言わずもがなです。競技者をはじめ一般の方でも取り入れている方は多い。でもその中で競技者が「出来るだけやらない方がいい」「最小限に抑える」「やるとしても強度を低く」などど言っているのを聞いたことがありませんか?

だいたいの理由が【筋肉が食われる】【疲労が溜まる】この二つでしょう。中には燃費の良いカラダになってしまい、痩せにくくなるというものもありますが、ここではそれはおいておきましょう。

今回、私は減量中盤から終盤にかけて自転車を活用して有酸素をしていました。具体的には起床後、トレ後、ジムの行き帰りなどですね。

中盤から終盤という事もあり、元気でしたし、負荷も高くない運動だったので無理なくやれていました。ダイエット効果もそれなりにあったはずです。

そこまでは良かったのですが、末期になり、焦りからかなりの距離をロードで走る事を数回行いました。しかもカロリーを著しく削った状態で。

ロードバイクなので景色を見ながら走る事が出来ます。かなりキツイ状況でもこの非日常がなかなかに楽しく、ついつい無理をしてしまいます。

その後何が起きたか?

先述した異常なまでの倦怠感です。

体組成を測ってみても筋力は食われ、脂肪は数100gしか落ちていない。明らかにコスパが悪い。というか逆効果と言っていい。脚トレになるだろうと思っていたバイクも全くそんなことはなく、日常から下半身に力が入らない状態が続きました。

脚トレは当然出来ないし、通常のトレーニングも明らかにパフォーマンスが落ちている。普段から息切れが止まらず、だんだん気分も滅入ってくる。心身ともに最低最悪のコンディションです。

有酸素で【筋肉が食われる・疲労が溜まる】というのはリアルにこういう事です。

ただ、単に「疲労が溜まりますよ」と言われてもピンとこないと思います。ある程度、目的意識の高い方なら減量において多少疲労が溜まったり、キツイのは当たり前だと思うかもしれません。実際、私もそうです。

しかし、疲労が溜まる事でのマイナスははかり知れない、結局プラマイゼロどころか大きく後退してしまうのです。

ですから、やはりボディメイクというのは【安定】が一番強いのです。それが成功への唯一の近道。

減量末期ってなんとなく、きつい事をしないといけない、それくらいやらないと勝てない、やりきらなきゃならないという悲壮感を持ちがちですが、その状況を作り出さない【安定】こそがやはり最強だと今回気づかされました。

現在(8月15日)バイクは一切やめて有酸素は朝のウォーキングのみです。元々、何年もそうだったんです。いつしかジムでテレビを見ながらできるバイクにシフトしていましたが、日光で体内時計を整え、負荷が著しく低く、外の空気を吸いながら自身と向き合う時間が作れるウォーキングが一番です。

Screenshot

有酸素についてはこれから本番まで、ウォーキング以外しません。コンディションをMAXにもっていくのを優先します。それが現在の私にできる最良の選択だと確信しています。